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【映画】『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』はGoogle崇拝映画じゃなかった【ネタバレ】

 

先週に引き続き

今週も映画を観てきました。

学生時代の親友と、とある街を訪れて散歩したかったのですが、あいにくの雨。そこで、以前から観たかったこちらの映画に付き合ってもらうことに。

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以下盛大にネタバレしています。

 

事実は小説よりも奇なり

アカデミー賞でも作品賞など多くの部門でノミネートされたことから、この映画が実話をベースにした作品であることをご存知の方も多いかと思います。

簡単にあらすじをまとめると、インドで迷子になった5歳の少年が、25年の歳月を経てGoogle Earthなど現代のテクノロジーを使って家族と再会するという話です。

もう一度申し上げますが、これが本当の話というから驚きです。ただ、上記のような「まとめ」を私も鑑賞前に前知識として持っていて、正直お涙頂戴の感動モノなのかなぁ…と思っていました。

あるいは、Google様々!テクノロジー礼賛!!みたいな内容かなぁと。

 

インドの現実がキツい前半

しかしいざ鑑賞すると、予想を遥かに超えてプロセスと心情の描写に重きが置かれていて、Google Earthとかはあくまで脇役でした。

また主人公のサルーは、大人になるまでタスマニアに住む愛情深い養父母に育てられるのですが、彼らの元にやって来るまでが壮絶。迷子になる時もそうですが、その後ホームレス(ストリートチルドレン)となり、数々の危険にさらされる描写が…キツかった。インドの深く暗い闇を見ました。

そもそも普通に考えて、迷子になっても誰か大人が助けてくれるだろうに…と思っていました。しかし、インド内でもヒンディー語圏とベンガル語圏で言葉が全く通じないということ、さらに貧困ゆえに様々な「金儲け」を企てる大人たちにとって子どもはその「道具」であること。そのうえサルーが迷子になった二十数年前には携帯もインターネットも普及していなかったことを考えると、実際に十分起こり得たのだと思えました。

 

ちょっと安心&心情描写が中心の後半

一変して、サルーが成人してから(『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ=パテル。イケメンです!)の後半は、養父母との生活の中でインドでの生活やヒンディー語も忘れる中で、とあるパーティーがきっかけで故郷の記憶が呼び起こされ、自分のルーツを知りたいという欲求と葛藤するように…という、サルーの心の動きに焦点を当てたパートと言えます。

前半の生きるか死ぬかというインドパートの後だったので、豊かな暮らしに平凡な大学生活と、安心して見られました。。

ただ、産みの親と会いたいということは、育ての親との別れを意味するかも知れない。この心情は、本人はもちろん全員にとって張り裂けるような思いですね(想像することしかできませんが)。ちなみに養母・スーをニコール=キッドマンが演じているのですが、まったく普通の欧米のおばちゃんに見えます。これぞ女優!

 

結末が分かっていても

その後、恋人(ルーニー=マーラ。見惚れるほど綺麗!)と疎遠になったり支えてもらったりしながら、結局は見つけるんですよ。家も家族も。

そう分かっているのに、ラストは自分でも驚くほど涙が止まりませんでした。その理由は、観た人には分かると思いますが、一つは全てがハッピーエンドではなかったこと。もう一つは、エンドロールとともに流れる本人映像&写真です。やはり、事実に勝る物語は無いと思いました。

 

上映館は少ないけれど

今からでも間に合うようなら。確かにキツい描写もありますが、鑑賞後は必ず、家族や周囲の愛しい人が生きているうちにいろんなことをしよう、って思えます。

そして最後になりましたが、少年期のサルーを演じたサニー=パワール君。愛くるしい瞳と純粋無垢な表情、一方で本能的に危険を回避して幸運を手繰り寄せた逞しさ。これら全てがもはや「演じた」というレベルではなく、サルーそのものでした。

昼間から泣き疲れたけれど、大切なものに改めて気付かせてくれたこの映画にブラボーです!

おまけ

エンディングテーマのこちら↓

ただの場違いなアゲアゲミュージックではありません。その歌詞の意味も含め、エンドロールの感動を盛り上げたのはもちろん、月曜朝の通勤電車の憂鬱も吹き飛ばしてくれる?!勇気が出る一曲です。


Sia - Never Give Up (from the Lion Soundtrack)

  

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